運動はジムだけでは足りない

他の記事で筋トレとウォーキングを上手に取り入れよう、ということをご紹介しました。
この記事では、このことについて補足をします。

ここでは、運動者は運動不足の中高年であることを前提にお話します。
都会の人は普段でもよく歩きますが、それ以外のところにお住いの方は車での移動が多く、歩行での運動量が異なりますが、ここではそれは考慮しません。

実際に歩かなければ歩けない

ウォーキングに必要な筋肉を筋トレで鍛えれば、ウォーキングをしなくてもよいのでしょうか。

歩行はどこも悪くなければ普段普通に意識しないでする運動です。
だれでも当たり前のようにやっています。


では、これを水泳に置き換えて考えてみましょう。
水泳に必要な上半身の筋肉(三角筋、僧帽筋など)を重点的に鍛えました。
下半身の筋肉もマシンでしっかり鍛えました。
さて、この場合、実際にプールや海で泳げるようになるでしょうか。

なりませんよね。

ケガなどで歩行能力が低下した場合、また歩けるようになるために、筋トレだけでよいでしょうか。
リハビリでは筋トレやストレッチとともに、歩行訓練をしますよね。

ジムにはトレッドミルがあるからそれで歩けばいいと思われるかもしれません。

ところが、トレッドミルは実際に歩行するのとはずいぶんと違っています。
普通の歩行では自分が前へ移動します。
それに対してトレッドミルは床が動きます。

自分が移動するのに比べて負荷が少ないのです。

負荷を地面と同じ程度にかけるには斜度を1~1.5%程度上げるのがいいです。

また、速度をうまく調整しないと、

普通に歩く時とフォームが全く異なったものになりがちです。

よくあるのは、足が後ろに流れ、腰が反ってしまうものです。
一所懸命やっているのに、腰が悪くなる要因を作ってしまっています。

トレッドミルの負荷やフォームについてフィットネスクラブ等では、きちんとした指導がされていない場合が多いように感じます。
心配な場合は、インストラクターに教えてもらいましょう。

まとめ

筋トレを否定するものでは決してありません。
私自身もフィットネスクラブを利用しています。

しかし、当たり前のことなのですが、
その運動ができるようになるためには、

実際にその運動をしなければできるようにならない

ということです。

筋トレはその運動の補強をするもの、という認識で取り組み、短い時間でも歩くようにしましょう。

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この記事は私が書いたよ!

柚木雅子

柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性

50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。

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