スポーツ事故

スポーツをやっていてケガをする、ということはよく耳にしますね。
プロの選手がよくケガをしているのをニュースなどで知ることが多いでしょう。
また、学生の頃に部活動や体育の授業でケガをした経験がある人もいるでしょう。

ケガをすれば、それまでやっていた運動を中止しなければならなくなります。
そうすると、筋力は落ちますし、運動を再開する時に十分注意して運動内容を決めなければケガをしたところが悪化したり、他の部位に負荷がかかって別のケガの誘因となってしまいます。

若い人でもそうですから、私たち中高年はすでに不調を抱えていることが多いので、ケガをしないように注意して運動する必要があります。

運動不足の人がやってはいけない運動

では、現在あまりやらない方がよいとされている運動をいくつか紹介します。

ウサギ跳び

今は見ることはほとんどありませんが、『ウサギ跳び』です。


昭和40~50年頃までは足腰を鍛える重要なトレーニングの1つとされていました。
スポ根アニメでよく見かけましたね。
やったことのある人はわかりますが、相当きついです。
この頃は理論でなく きつい=強くなる という思い込みがありました。

ウサギ跳びの動作は、ひざ関節や腓骨(ひざ下の細い方の骨)に障害をもたらします。
着地の時に腓骨が外側にたわみ、疲労骨折が発症しやすいと言われています。

レスリングの吉田沙保里さんは、ウサギ跳びのトレーニングをされているそうです。
自分の筋力や関節の可動域、トレーニングの負荷などをよく知った上でされていると思います。

運動不足の中高年が突然ウサギ跳びをすることはないでしょうが、オススメはできません。

上体起こし(腹筋運動)

これも昔からある運動ですね。
シットアップともいわれます。
ダイエットと言えば腹筋と思っている人も多いと思います。

昔のやり方は仰向けになり、足首を固定し、ひざを伸ばしたままで上半身を起こすというものでした。
このやり方では、腸腰筋が緊張し、腰痛の原因となります。

ですので、ひざを立てて曲げた状態で、足を浮かせて上体を起こすことが推奨されました。

しかし、これでも背骨にかかる力が大きく、腰痛の原因となるとされ、
現在は腰を動かさず腹筋を収縮させて胸部を丸めるようにするやり方が推奨されています。
これはマシンエクササイズ(アブドミナルクランチなど)でやるとやりやすいです。

その他には、深くひざを曲げるスクワット、割座で仰向けになる大腿四頭筋ストレッチなどがあります。

それぞれの運動には意味がある

上記の運動はどれも絶対やってはいけない、ということではありません。
その運動がどの部位にどれくらいの負荷でかかるか、どのような効果があるかをよく理解した上で、意図をもって行う必要があります。

ダイエットしたいのだから腹筋とスクワットだろう、と安易に考えて間違ったフォームでせっせと続けて体を悪くしてはいけません。
その運動の意味と意図をよく理解した上で行いましょう。
繰り返しますが、運動不足の中高年がいきなり上記の運動をする、ということは避けるべきです。

ジムやフィットネスクラブなど専門の指導者がいる場所でやり方を教わるのがいいですね。

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この記事は私が書いたよ!

柚木雅子

柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性

50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。

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