- 2021年10月19日
肥満とは
脂肪はエネルギーの貯蔵庫の役割を果たしています。
この脂肪の蓄積が多すぎると「肥満」と言われます。
肥満の判定方法としてはBMI(体格指数)がよく知られています。
BMI = 体重(kg) / (身長m)の2乗
で求められます。
BMIが男女とも22の場合、高血圧、高脂血症、肝機能障害、耐糖能異常の割合が最も少ないと言われています。
そこで、この22を用いて標準体重を求めます。
標準体重 = 22 × (身長m)の2乗
身長が160cmの人の場合は、22 × 1.6 × 1.6 = 約56.3kg
となります。
- 標準 18.5 – 25
- やせ 18以下
- 肥満 25以上
40歳以上の人の20%が肥満という結果があります。
肥満を測るものとして、体脂肪率もあります。
体脂肪の量が体重に占める割合を体脂肪率といい、
体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100
で表されます。
最近は体脂肪率を測れる体組成計(体重計)も多くあります。
多くの体組成計は、「インピーダンス法」と呼ばれる電気抵抗を利用した測定方法です。
この測定方法は
- 運動
- 入浴後
- 食後
など、体への水分の出入りが多い活動のあとでは正確に測れないことがあるので、いつも同じ時間、タイミングで計るようにしましょう。
内臓脂肪がたまると
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。
皮下脂肪は女性に多いですが、問題となるのは内臓脂肪です。
内臓脂肪は生活習慣病の原因になりやすいので注意が必要です。
肥満になると
- 高血圧
- 高血糖
- 高コレステロール
になり、その結果、
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 脳卒中
などを引き起こしやすくなります。
死の四重奏
次の4つが重なると
- 高血圧症
- 肥満
- 脂質異常症
- 糖尿病
「死の四重奏」と呼ばれます。
ここから
- ガン
- 虚血性心疾患
- 脳卒中
などの死に至る病気になる可能性が高くなり
早死にしたり、障害が出ることになったりします。
健康診断で数値が高めと言われたら
あなたは「健康診断で数値が高めですね」と言われたことがありますか?
もし、言われたことがあれば、それからどうしましたか?
今すぐに重病になるわけでもなく、ちょっと動きにくい程度で自覚症状もほとんどなければ、何もしなかった、という人も多いのではないでしょうか。
「ちょっと食べる量を控えよう」とか「揚げ物・甘いものを食べないようにしよう」とか、それを実行すればよいですが、3日やったどころか言ってみただけ、ということはありませんか?
その結果、毎年数値が悪くなり続けるということになります。
そして生活習慣病をわずらうことになります。
そうなって初めて後悔するわけです。
そうならないように、自覚症状のないうちに改善する行動を起こしましょう。
肥満を解消するために
肥満を解消するには
- 食生活の改善
- 適度な運動
が欠かせません。
40代、50代はまだまだ動ける年代です。
動けるうちに動く習慣をつくる
ことが大切です。
高齢になっても運動を楽しんでいる人は、それ以前から運動習慣があります。
突然なにか運動をしようと思っても、ウォーキングでさえひざが痛かったり、運動をするのがめんどうに感じられたりします。
今をどうすごすかでこれから先の人生が大きく変わってくると言っても過言ではありません。
肥満を解消する行動を小さなことから始めましょう。
『ヘルシーランニング』では、中高年の健康をサポートするランニング指導を行っています。
体のバランス調整や筋力アップ、ウォーキングからゆっくり始めます。
体験レッスンを行っていますので、お気軽にご参加ください。
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この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。