- 2021年4月29日
普段の姿勢に気づいていますか?
みなさんは、自分の日ごろの姿勢がどんなものかご存知でしょうか。
つい、楽だからと「休め」の姿勢だったり、足を組んだり、O脚X脚で立ったりしていないでしょうか。
これらは一見別々で異なっているように見えますが、正常な姿勢に比べてどれも足の外側に体重がかかっています。
この状態で、歩行を始め日常のいろいろな動作をやっているかと思うと、怖くなりませんか?
不良姿勢は筋力低下を招く
このような悪い姿勢を取り続けると、足の外側に体重がかかり、足の内側の筋力が低下してきます。
足をまっすぐそろえて座ったり立ったりすることができにくくなります。
もうすでにそうだ、という人は足の内側の筋力が低下しています。
いすに座るとすぐにひざが開いてしまう。
足を組んで座ってしまう。
立つと「休め」の姿勢になり、どちらかの足に体重をかける。
などです。
また、靴底の外側がよく減ってしまう人は外側に体重がかかっています。
偏りが出れば、筋肉はどこかが緊張し続けて硬くなり、どこかが緩んだままで筋力が低下することになります。
筋肉はゴムのように伸縮しなければなりませんが、それが伸びたまま、縮んだままになり、腰痛やひざ痛などの不調を起こしてしまいます。
足の内側の筋力を上げるには
足の内側、特に太ももの内側(内転筋)を鍛えるエクササイズに、ヨガのポーズで『いすのポーズ』があります。
このポーズのポイントは
- つま先よりひざ頭が前に出ない
- お尻を後ろへ突き出すようにする
- ひざ頭がまっすぐ前を向くようにする
ということです。
このポーズは、やってみるとわかりますが、ひざが外へ向きやすいです。
ひざが外へ向いた方が楽にできるからです。
無意識のうちにひざが外へ向いているので、できているつもりになってしまいます。
しかし、きちんとひざが正面を向くようにすると、かなりきついのが実感できます。
全くできないうちは、10秒程度はキープできるほどにひざを外側に向けてもいいでしょう。
慣れてできるようになったら、だんだんと正面に向けていきましょう。
しかし、これも苦痛を伴うと習慣的に継続してやることが難しいでしょう。
人は誰しもつらいことはやりたくないものです。
毎日の生活習慣の積み重ねで今の姿勢や体型になっているわけですから、よほどのことがなければなかなか積極的に毎日エクササイズをやろうという気にならないでしょう。
毎回同じことになりますが、何かを改善したいと思うなら
自分を見る→気づく→直す→ …
の繰り返しです。
とにかく、気づいたらあるべき姿に直すようにしましょう。
「休め」の姿勢になっていたら、両足均等に体重をかける
O脚X脚だな、と思ったら、ひざ頭をまっすぐ正面に向けるようにする
座っている時、ひざが開いている、と思ったらまっすぐにする
というように、キープできる時間が短くても習慣化しましょう。
エクササイズをやるほどにはきつくないはずです。
もちろん、できる人は合わせてエクササイズをやるようにしましょう。
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この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。