あなたは何キロ減量すればよいのか | ヘルシーランニング

本ページはプロモーションが含まれています

何キロ減量しようとしていますか

ダイエットをしようとする時に-5kgなどと決めると思いますが、あなたはどのように決めているでしょうか。

体重には

・適正体重
・美容体重
・モデル体重

と呼ばれるものがあります。

BMIは身長と体重から求められる体格指数です。
BMIが22前後の人が生活習慣病になりにくいとされており、それを適正体重としています。

・適正体重(kg) = (身長m)2  ×22
・美容体重 = (身長m)2 × 20(BMI指数が20で計算。見た目がスリムな体重)
・モデル体重 = (身長m)2 × 18(BMI指数が18で計算。モデルのような体重)

なお、BMI値が18.5以上25未満を「普通体重」、18.5未満は「低体重」とされています。
普通体重はBMIが18-25と幅があるのですが、25以上の人は、健康な体になるためには22を目指せばよいでしょう。

間違ったゴールを設定しない

ところが、女性は40㎏台でないといけないという思い込みから、適正体重以下に減量しようとしている若い女性がよく見受けられます。

例えば、身長160cmで45㎏を目指そうとしている場合では、

・適正体重は56.32kg
・美容体重は51.2㎏
・モデル体重は46.08㎏

です。

45㎏では、これ以下の低体重となってしまいます。

太れない体質の人はもっと体重を増やしたいと悩んでいるレベルです。

美容体重やモデル体重まで落とすと、女性ならバストが小さくなり、お尻もごつごつしてくるでしょう。女性らしい体ではなくなってしまいます。
月経不順や摂食障害を引き起こすリスクも出てきます。

男性なら大胸筋を始め全体的に筋肉が小さくなり貧弱な体になるでしょう。

すでに適正体重なら筋肉を増やす

すでに適正体重であるなら、筋肉を増やしましょう。
運動をすることで脂肪を減らし、筋肉を増やすことができます。
体重が同じでも筋肉が増えて引き締まった体になると、実際の体重よりも少なく見えます。

大切なのは数字でなく、健康を維持できる筋肉があるか、健康でいられる体であるか、ということです。
いくらやせても健康を害するのでは、健康になるために始めたダイエットが無意味になってしまいます。

生活習慣病を予防するための減量

生活習慣病を予防しようとするなら、まず内臓脂肪を減らすことを第一に考えましょう。
糖尿病や心臓疾患などの生活習慣病を防ぐためには重要なことです。

最近は体組成計と呼ばれるものがあり、体重だけでなく、体脂肪率、内臓脂肪レベル、体内年齢などがわかります。
データもスマートフォンで自動的に記録できるので、体の変化を目で見て確認することができ、適切な減量に役立てることができます。

タニタ体組成計 BC-315

適切な減量ペース

1か月に3㎏やせようと目標を立てる人が少なくないようですが、3~4か月で体重の5%程度の減量がリバウンドしにくく、健康を害さないペースです。

体重80㎏の人だと、4か月のうちに、1か月1㎏減らすペースです。

厳しい食事制限をしてやせたとしても、脂肪でなく筋肉が先に落ちてしまいます。
体を支えてしっかり動ける筋肉がなくなるので、腰痛などの不調があらわれます。

また、年をとればとるほど、急激にやせると体力や免疫力が低下して、かぜをひきやすくなったりなど病気にかかりやすくなります。

ダイエットとは習慣

ダイエットとは、健康でいられる体のために適切な食習慣や運動習慣を身につけて一生継続するものです。
一時的にするものではありません。

今までの習慣を少しだけ変えてそれが身についたらまた改善する、というように、少しずつ無理なく続けられることを継続していきましょう。

繰り返しますが、ダイエットとは習慣です。

体重を減らすことでもありますが、毎日体重を測って500g増えた減ったと一喜一憂するのでは長続きしません。

数字はわかりやすいですがそれにとらわれてしまうとなかなか成果が出ないときは簡単に諦めがちです。

毎日の結果(数字)ではなく、ご飯を1半分減らした、ウォーキングを30分したなど、毎日の行動に焦点を当てて健康になる行動を継続するようにしましょう。

この記事は私が書いたよ!

柚木雅子

柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性

50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。

TOP
PAGE TOP