- 2018年3月21日
厳しい寒さもゆるんで、だんだんとランニングに適した季節になってきました。
あたたかくなると体の緊張もゆるんで、ケガをしにくくなります。
この時期にぜひ、ランニングやウォーキングの習慣を身につけましょう。
『ワン・シング』著者のゲアリー・ケラーによると、一つの習慣を身につけるためには66日が必要とされています。
選んだ規律を守り続けて、それを日課にしよう。
習慣を身につけるには平均66日が必要だ。『ワン・シング』ゲアリー・ケラー
わたしの経験からも、夕食後のウォーキングが日課になった、という実感が湧いてきたのは2ヶ月ほどたった頃でした。
66日は短いですが、実際に新しいことを続けるのは意外に難しいものです。
「ダイエットを始める!」と言ったものの、1週間も続かないことはよくあることです。
では、どうすれば、習慣になるまで続けることができるでしょうか。
わたしの経験から以下の3点を提案します。
1. ルールをきびしくしない
「気合いを入れて、新しいランニングウェアやシューズを買ったから必ずそれを身につけて走らなければならない」
など、
自分でルールをきびしくしてしまうと、肝心の行動に移るまでにハードルが高くなってしまいます。
新しいウェアでモチベーションが上がることはよくありますが、おそらく最初のうちだけです。
それよりも、
「普段着でもいいので、とにかく外に出る」
のような、ゆるいルールにしましょう。
気楽に取り組めるルールにしましょう。
2. 必ず達成できる小さなゴールを設定する
1とも関係しますが、小さな成功体験を積み重ねましょう。
「走行距離 月間100㎞!」
などのような目標をよく見聞きしますが、ランニングが習慣になっていないうちは、このような目標は大きすぎて挫折してしまうでしょう。
「1週間に3日走る」
3日が難しければ、2日または1日でも何の問題もありません。
あるいは
「月曜から木曜のうち1日は走る」
など、もっと期間を短くしてもよいでしょう。
また、いつも「走る」だときびしい、と思うなら
「走ったり歩いたりする」
にしてもよいでしょう。
距離も、実行可能なものにして
「最低家の周りをぐるっとする」
でもかまいません。
とにかく、
小さなゴールを設定して「OK」を積み重ねていきましょう。
習慣になれば、自然ともう少しやってみようという気持ちになってきます。
簡単すぎると思うようなゴールでいいのです。
3お楽しみを付け加える
人は楽しくなければ動こうとしないものです。
ダイエットが続かないのも、それが辛いばかりで楽しくないからです。
ランニングも楽しいと思えなければ続きません。
ランニングは趣味であり、強制されてやるものではないからです。
わたしの場合は、
仕事や育児で忙しい毎日の中で、自分だけの時間を持てる、ということが楽しさにつながりました。
歩きながら好きな音楽を聞いて楽しんでいました。(周囲の音が聞こえる音量で)
そのうちに、歩くこと走ることそのものが楽しくなっていきました。
息子の場合は、
途中のコンビニでおやつを買って食べることでした。
楽しみ方は人それぞれ。
自分にとってこれがあると楽しくなる、と思えることを付け加えましょう。
1か月続けば自信がついてくるでしょう。
2か月続けば習慣が身についていることでしょう。
この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。