- 2024年11月1日
筋力が低下してくる
中高年になると誰しも筋力低下を感じるようになることでしょう。
筋力低下は30代後半から始まります。
年代的にデスクワークが増えていく年代にもなります。
デスクワークが多いと姿勢が悪くなる傾向にあります。
日本では悪い姿勢や疲れた姿勢で1日中パソコンとにらめっこしていることがよく見られ、それがよく働いていると思われる風潮があります。
この悪い姿勢こそが後々体の様々な不調を引き起こす原因となります。
不良姿勢
不良姿勢は、間違った運動のパターンを身につけ、ケガなどの原因になります。
それに加えて、運動のし過ぎや日常生活でのちょっとした体の使い方や癖などが、さらに姿勢を悪くします。
日常の癖には以下のようなものがあります。
- 机といすの高さがあっていない
- 机といすの距離が適切でない
- 床に座る時、横座りになる
- あぐらや割座
- 寝る時に左右どちらかを向いて寝る
- 足を組む
- スマホを操作する時背中が丸まっている
- 仕事中の座り方、立ち方
- カバンをいつも同じ片方だけで持つ
- いつも同じ側をケガする
などです。
このように日ごろの不良姿勢がケガの原因になっていることが多いのです。
ケガ、肩こり、腰痛、外反母趾、内臓障害などほとんどあらゆる不調は、筋肉や筋膜のバランスを欠いた状態が原因で起きていることが多いのです。
自律神経や内臓の疾患にも影響があることを忘れてはなりません。
50代はこの不良姿勢を取り続けたために、体のバランスを大きく崩し、様々な体の不調が出てきている頃と言えます。
筋肉と骨をつくるために
筋肉と骨にはカルシウムとマグネシウムが必要です。
カルシウムは、筋の収縮エネルギーとなり、骨を強くします。
マグネシウムはカルシウムを体内に回す役割を担います。
また、神経の伝達速度も調整するので、朝方に足がつったりすることを防ぐことができます。
カルシウム=骨を作る
と思うかもしれませんが、カルシウムが骨を作る働きをするためには、マグネシウムが必要です。
カルシウム:マグネシウム=2:1
の割合でとると吸収率が高まります。
このことから、サプリメントはカルシウムとマグネシウムが効率よくとれる配合にして売られています。
高齢者になると、瞬発力を発揮する速筋がまず衰えてきます。
それに加えて、病気になって動けなくなると持久力のある遅筋が衰えます。
そのまま何もせずにいれば、寝たきりの状態になってしまいます。
食事をきちんととるとともに体は動かさなければ衰えます。
使わないものは衰えるのです。
50代はターニングポイント
50代は
- 筋力低下
- ひざ痛
- 腰痛
- 肩こり
- 五十肩
- メタボリックシンドローム
- ガン
- 不整脈
- 無呼吸症候群
- 不眠
- 更年期症状
など、様々な症状が現れやすく、すでにそうだという人もいることでしょう。
今、自分の体の状態に気づいて、行動を起こせばまだまだ改善していける余地があります。
動ける今、自分の体を大切にする行動をすれば、セカンドライフを楽しくすごすことができるでしょう。
日々の中でまずすべきことは
自分の姿勢に気づいて正しい姿勢を保つ
そこから始めてみましょう。
『ヘルシーランニング』では中高年の健康をサポートするランニング指導を行っています。
体の不調を改善しながら楽しく歩いたり走ったりしましょう。
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この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。