ウォーキングでは筋肉がつかない?

ネットサーフィンをしていたら、

ウォーキングでは足腰に十分な負荷をかけられず、加齢による筋肉の減少を防ぐことができない

というような内容を見つけました。
サイトにこのままの文で載っていたわけではありませんのでご了解ください。

この文の内容に加えて、つまり、ウォーキングだけではダメで筋トレをしましょう。
むしろ筋トレメインでやりましょう、というような趣旨でした。

今回はこのことについて考察していきます。

筋トレとウォーキング

筋トレ

まず、筋肉がつくかつかないかというと、どちらもつくでしょう。
上記の文章だけでは、筋トレ、ウォーキングとも強度や持続時間がわからないので正確に比べることはできません。

筋トレを行う時には、

適切な負荷と回数になっているか

ということが重要です。
8~12回で限界がくる負荷にします。
これより負荷が少なければ、本来無酸素運動である筋トレのはずが、効率の悪い有酸素運動になってしまいます。
このような正しい筋トレができているかどうかが、ポイントです。

筋トレは体の筋肉をバランスよく鍛えることが大切です。
腹筋と背筋のバランスがとれていなければ、いくら腹筋を鍛えても腰痛はひどくなります。
他の部位についても同じです。

このように筋トレする際には、筋肉についての正しい知識をもって正しい負荷で行うことが大切です。
専門のインストラクターについてやるのが最も効果的です。

ウォーキング

ウォーキングは言うまでもなく有酸素運動です。

正しい姿勢、歩幅、速度(心拍数が関係する)で歩くのがウォーキングです。

このことについては別の機会に説明をしますが、お散歩と呼ぶようなものとは異なります。

きちんとやれば有酸素運動ですので、心肺機能向上、脂肪燃焼、持久力の向上が望めます。
有酸素運動なので筋肉のことに触れることはあまりありませんが、ウォーキングとして継続すれば足腰の筋肉も腹筋も鍛えられます。
わたしは実際、筋トレなしで足腰の筋肉、腹筋背筋をつけました。
筋肉がなさすぎて軽い筋トレにも耐えられない体だったからです。

ウォーキングも猫背のまま行うとひざに負担がかかることもあります。
筋トレと同様正しい知識をもって取り組むのがよいです。

筋トレとウォーキングの取り入れ方

本来の目的に沿った正しい方法でやれば、どちらもそれに見合った筋肉がつく

というのがわたしの見解です。

筋肉がつくかどうかの他に、ダイエット効果についてはどうでしょうか。

無酸素運動の筋トレをやると、糖を分解してエネルギーとしますが、有酸素運動の前に筋トレを組み合わせるとダイエットに効果的です。

筋トレをするとアドレナリンと成長ホルモンが分泌されます。
血液の中にある脂肪は運動で消費されやすい状態なので、このタイミングで脂肪燃焼効果のある有酸素運動を行うのがよいとされています。

筋トレのみを行っても効果的な脂肪燃焼にはなりませんが、脂肪を燃焼させやすい状態をつくることはできます。

筋トレ→有酸素運動

の順で取り組むとよいでしょう。

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この記事は私が書いたよ!

柚木雅子

柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性

50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。

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