- 2024年9月18日
猫背とは
猫背とは「不自然に背中が丸まった姿勢」のことです。
日本人の約9割が猫背だという調査もあるほど多い姿勢です。
猫背であると、ランニングやウォーキングの時に正しいフォームをとることができないだけでなく、そのまま走ったり歩いたりするとケガの原因にもなります。
猫背の原因
猫背には様々な原因がありますが、多くは
- スマホやパソコンなどの電子機器の操作、デスクワークの際に前かがみの姿勢になる
- 自分にとって楽な姿勢で立ったり座ったりして骨盤がずれる
のような原因であることが多いです。
体に起きる不調
肥満の原因になる
背中が丸まっているので胃や腸などの内臓がいつも圧迫された状態になっています。
そうすると食べたものがうまく消化されずそのまま脂肪になってしまいます。
また、満腹中枢もうまく機能せず、食べ過ぎの原因にもなります。
首こり・肩こりなどの原因になる
首、肩、腰、背中などの筋肉がいつも緊張した状態になっているので、血行が悪くなりコリの原因になります。
頭痛やしびれなどを引き起こす場合もあります。
自律神経の働きが乱れる
背中には心の働きに関係する自律神経が通っています。
また消化器官や循環期間、呼吸なども司どっています。
自律神経の働きが悪くなると、頭痛やめまい、疲労感、不眠症、息切れ、食欲不振、過食、冷え、便秘・下痢などの多くの不調の原因になってしまいます。
ストレスを抱え気味になり、うつを引き起こすかもしれません。
改善方法
では、様々な不調を引き起こす猫背を改善するにはどうすればよいでしょうか。
それはまず、自分の現在の姿勢を知り、正しい姿勢とはどのようなものかを知ることです。
頭からかかとまで一直線のラインになるのが正しい姿勢です。
注意してもらいたいのは、まっすぐにしようとするあまり、胸を張りすぎて背中が反ってしまう姿勢になることです。
これも自分ではなかなか気づかないものなので、家族に見てもらったり写真を撮ってもらったりして、客観的にチェックしてみましょう。
手軽にできることは、お腹に力を入れ、腰をまっすぐにする意識をすることです。
慣れないうちは、これも維持するのが大変かもしれませんが、気がついた時には1日に何回もやるようにしてみましょう。
腹圧をかけることにもなり、腹筋が鍛えられ、内臓も正しい位置に戻るようになります。
走れる体になるためには、日常の姿勢を正しくすることが大切です。
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この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。