- 2021年2月6日
世の中にはいろいろなダイエット方法があります。
栄養バランスがとれていれば、自分に合うやり方でいいと思いますが、基本的には3食をきちんとバランスよく食べることが、太りにくい体を作るためには大切です。
3食のエネルギー量の比率は?
内臓には活動時間があります。
それに合わせて食事をするようにすると、余ったエネルギーをためないようにし、太りにくい体をつくることができます。
一般的に活動量が多くなる日中に、内臓活動もエネルギー消費量も多くなります。
それに合わせて食事量を調節するようにしましょう。
特に糖質の代謝にかかわる肝臓は、起きてから12時前後に最も活動が活発になるため、1日の食事量も、
朝 : 昼 : 夕 = 3 : 4 : 3
と昼食の摂取カロリーが一番多くなるようにしましょう。
夜たくさん食べたり、夜中に食べたりすると消化器官に負担がかかります。
1日のカロリーとPFCバランス
1日に必要とするエネルギー量は性別や活動量により個人差があります。
エネルギー必要量 = 基礎代謝量 × 身体活動レベル
で求められます。
標準的な基礎代謝量は厚生労働省のサイトで知ることができます。
50-69歳の標準的な男性の基礎代謝量は1400kcal/日で、身体活動レベルが普通の人の指数は1.75です。
これで計算すると、1400 × 1.75 = 2450kcal/日 となります。
これを先ほどの3食の比率で分けると
朝 : 昼 : 夕 = 735 : 980 : 735
です。
目標とする体重での摂取カロリーを超えないように食事をしていけば、減量することができます。
しかし、冒頭でも言いましたが、栄養バランスがとれていることが大切です。
ダイエットに有効なPFCバランスは、たんぱく質を多めにすると効果的です。
P(タンパク質):F(脂質):C(糖質)=4:3~4:3~4
の割合を目安にしてください。
タンパク質を多くとることは基礎代謝量を上げることにつながります。
厳密に測らなくても、脂質と糖質を今までより少し減らしてタンパク質を積極的にとるようにすればよいでしょう。
まとめ
1日に必要なエネルギー量のみを守って食事をしてもやせることはできるかもしれません。
しかし、リンゴダイエットやキャベツダイエットなどの栄養の偏ったダイエット法では、体の不調を招きかねません。
また、ダイエットとは本来食生活そのものを表す言葉です。
食習慣と言ってもよいでしょう。
ある一定期間するのではなく、健康的な体でいるために一生続けるものです。
偏りのある〇〇だけダイエットではそもそも長続きはしないでしょう。
なんのためにダイエットをするのかをよく考えて、バランスのよい食習慣を身に着けるようにしましょう。
この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。