- 2024年9月9日
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血行不良の症状
血行不良というとどんな症状を思い浮かべますか?
女性ならば、冷え、むくみ、月経不順など。
そのほか、肩こり、腰痛、肌のトラブル、眼精疲労、白髪、抜け毛、爪のトラブル、自律神経失調症などもあげられます。
一見ダイエットとは関係がなさそうに思われますが、血行不良はダイエットとどのような関係があるのでしょうか。
血行不良が体に与える影響
「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがありますか。
「エコノミークラス症候群」については、厚生労働省によると
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
厚生労働省
とあります。
つまり、動かないことで血行不良が起こることが原因です。
また災害時の避難場所での生活で報告されている「生活不活発病」も運動不足による血行不良によります。
生活不活発病とは「生活が不活発になった」ことが原因となり、あらゆる体や頭の働きが低下する病気です。
厚生労働省
NASAの無重量シミュレーション実験では、24時間ベッドに横たわり何もしない生活をたった3週間続けただけで、最大酸素摂取量、最大心拍出量、最大換気量がどれも約30%低下したという結果が出ています。
これらの機能は心臓循環器系の機能で、およそ20歳をピークに1年に1%ずつ低下するとされています。
ですので、現在20歳だとしても3週間ベッドの上で寝たきりの生活を続けると、50歳の心臓循環器系の体になってしまう、ということです。
動かないということがどれほど体を老化させるかということがわかりますね。
血液の巡りが悪くなる、ということは、体中に栄養素や酸素を十分に送ることができなくなるということです。
血行不良とダイエットの関係
40代、50代はこれまでの生活習慣により体の不調が出始める時期です。
デスクワークなどで長時間座りっぱなし、休日もほとんど動かないような生活をしていると年齢によるもの以上に心臓循環器系の機能が低下していきます。
階段を昇ったり少し動いたりしただけですぐに息が切れてしまい、ますます動かない生活を送るようになります。
そこに運動不足が重なると、ますます動きづらくなり肥満を招いてしまします。
そうなるとまた動きにくくなる、という悪循環に陥ってしまいます。
これでは、基礎代謝量も下がり脂肪燃焼効果も望めません。
逆に血行がよくなると、体は熱を生産して体温が上がります。
冷えている指先をマッサージすると血行がよくなって温かくなりますね。
体温が上がると免疫力もアップします。
運動をして血行がよくなると体に必要な栄養素と酸素が行きわたり、基礎代謝量がアップします。
ダイエットのためには、食習慣を改善することはもちろんですが、運動をして血行をよくすることが大切です。
血行をよくする行動
運動をする
血行をよくするには、運動をすることが一番です。
今まで運動習慣のなかった人が急にハードなスポーツをするのはケガをしやすいので、軽めの運動から始めましょう。
ウォーキングが最適ですが、通勤の時に一駅手前で下りて歩くなど、少しの工夫でできることから取り組みましょう。
続けていると動くのが苦でなくなり、もっとやってみようという気分になってきます。
その頃には、体型や体重にも変化が表れていることでしょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり入る
40度以下のぬるめのお風呂に10分以上入って体をしっかり温めます。
マッサージをする
手足の末端は血行不良になりやすい部位です。マッサージをすると血行がよくなりぽかぽかしてきます。
ふくらはぎのエクササイズをする
かかと上げ(つま先立ち)やつま先上げをして、第2の心臓と言われるふくらはぎの筋力を上げるエクササイズをします。
その他の部位のエクササイズ
硬くなっているところをストレッチして血流をよくします。
水分をこまめにとる
水分をこまめにとって水分不足にならないようにします。
水分が足りないと血行が悪くなるだけでなく、体温調節がうまくできなくなります。
食事以外で1日に1リットル以上はとるようにしましょう。
砂糖をとりすぎない
砂糖や炭水化物のとりすぎは血管を傷つけます。すると体は血管を修復しようとして結果的に血管を細くしてしまいます。
砂糖や炭水化物は控えめにするようにしましょう。
体を温める食材をとる
体を温めるものとしてショウガがよく知られていますね。
その他にもニンニク、玉ねぎ、コショウなどがあります。
ビタミンEが多く含まれるかぼちゃやウナギ、ナッツ類、
ビタミンCが多く含まれる果物もよいでしょう。
まとめ
運動不足になると血行不良を招き、脂肪燃焼しにくい体になりやせにくくなります。
また生活習慣病のリスクも高まります。
血行をよくするためには第一に体を動かすこと、運動をすることが大切です。
それがやせやすい体をつくることになります。
あまり食べていないのになかなかやせない、という人は運動をして血行をよくすることも考えるといいでしょう。
適度な運動をし、食生活にも気を配りやせ体質になりましょう。
この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。