- 2021年3月28日
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いつも履いている靴の靴底を見てみよう
いつも履いている靴の靴底を見たことがありますか?
体のゆがみ、歩き方、立ち方のクセなどによって靴底のどの部分がどのように減っているかは人それぞれ違ってきます。
足とひと言で言っても実際は多くの骨と筋肉から成り立っています。
これらの骨や筋肉が体重を支え、立つことや歩行など様々な動きを実現しています。
最近ではロボットも二足歩行ができるようになってきましたが、人間のような走る、即座に向きを変える、状態が不安定になっても体を支える、などの動きができるようになるにはまだ当分時間がかかることでしょう。
靴底の減り方
靴底の減り方には大きく分けて3種類あります。
・外側が減る
・内側が減る
・左右で差が大きい
写真のように外側が減っていくのは通常のタイプです。
この程度であれば問題ありません。
オーバープロネーションと外反母趾
問題となるのは内側が減るタイプと左右で差があるタイプです。
内側が減るのは歩行の時に、足首が過剰に内側に倒れこんでいるのが原因です。
これを過剰回内(オーバープロネーション)と言います。
外反母趾の原因ともなります。
外反母趾はハイヒールが原因と思われていることが多いようですが、必ずしも靴だけが原因ではありません。
サンダルや草履を履くひとや靴を履かない人にも外反母趾の症状があります。
ただし、やはり合わないシューズを履くことはやはり足の変形につながります。
また、外反母趾だけでなく、魚の目やタコなどの足のトラブルも現れがちです。
二足歩行のためには足裏のアーチがしっかり形成されていることが重要です。
アーチというと土踏まずのことを思い浮かべると思いますが、アーチには3つあります。
・横アーチ
親指と小指のつけ根をつないだアーチ
・内側の縦アーチ
これがいわゆる「土踏まず」です。このアーチが崩れると偏平足になります。
・外側の縦アーチ
小指から外側のアーチ
これら3つのアーチが整っていると、足裏からの衝撃が吸収され、疲れにくく不調の少ない体になります。
体は全身の骨や筋肉が協応して動きを作っているので、どこかにゆがみが出れば他のところで代償をしようとします。
足が整っていなければ、太ももやふくらはぎ、腰の筋肉などが緊張して、姿勢が悪くなり腰痛やひざ痛、その他の不調が起こる原因になります。
姿勢が悪くなると内臓の機能も低下して消化がうまくできなくなってしまいます。
ダイエットのためにも、足をケアして整えることは大切です。
足のケアをしよう
足指の感覚を目覚めさせる
日中足は靴の中に納められているので足指をしっかり使うことができにくくなっています。
足指の間隔を広げて足でパーをすることができますか?
足指がなかなか思い通りに動かせなくなっているかもしれません。
その場合は、
・指と指の間を前後左右に優しく広げてストレッチする
・足指の間に手の指を入れて握り、ぎゅっとする
・手を入れたまま足首回しをする
などしましょう。
次第に足指が広げられるようになります。
足指じゃんけんができるくらいを目指しましょう。
足首が内側に倒れこむのを改善する
足首が内側に倒れ込むのを改善するための簡単なエクササイズをご紹介します。
「かかと上げ」は
いすや壁などで上体を支え、つま先立ちになり、かかとをゆっくり上げ下げします。
下ろす時もゆっくりやるようにしましょう。
いすや壁などで体を支えている方が、体がぶれずにまっすぐ上げ下ろしできます。
簡単なエクササイズなのでぜひ続けてみてください。
有名アスリート300人以上愛用の高機能インソール【TENTIAL】インソールを使う
初心者用のランニングシューズはオーバープロネーション対策をしてあるものが多くあります。
そのようなモデルを選ぶのも対策の一つです。
シューズのサポートでは対応しきれない場合は、エクササイズと同時に靴にインソール(中敷き)を入れることがおすすめです。
日本人の足型はエジプト型(足の親指が一番長い)が多く外反母趾になりやすいと言われています。
インソールを使うことで足首の傾きを矯正することができます。
私も使用していますが、歩いたり走ったりした時にひざや足裏への負担が少なくなるのを実感しています。
外反母趾の痛み、ひざの痛みがある人は一度検討するとよいでしょう。
まとめ
足裏には60以上のツボがあるとされ、内臓の働きにも関係します。
また足裏のアーチがなくなると姿勢や歩行に影響し、これもまた内臓の働きを悪くして今井、代謝の上がらない体になってしまいます。
効率よく脂肪燃焼できる体にするためにも、足のケアは大切です。
この記事は私が書いたよ!
柚木雅子 パーソナルランニングコーチ / 女性
50代市民ランナー。パーソナルランニングコーチ。 40歳をすぎた頃から起き上がれないほどの腰痛に悩まされ、運動不足を解消するためにウォーキングを始めました。 そこからランニングに移行し、今ではマラソン自己ベスト3時間19分。 ランニング超初心者のみなさん、シニアランナーのみなさん、楽しくいっしょに走りましょう。 ウォーキングだけでももちろんOK。 楽しく体を動かして健康的な体をつくりましょう。